“働き方改革”というワードをよく耳にしますよね。そんなあなたの今の働き方は?
朝の9時に出社をし、退社する時間なんて気づいたら20時を超えている。そんなことに疑問すら感じない方も多いのではないでしょうか。
ついつい自分のことよりも仕事への優先順位が高くなり、「自分の健康のことなんて後回し!」になっていることはありませんか?
でも、平日の仕事終わりにクリニックに行くことはできないので、行こうものなら休暇を取らねばならず、休日を利用していくことに。そんな休日も大切な予定が入ってしまい、結局クリニックに行くという予定は先延ばし。良くないとは頭で分かってはいながらも、結局は治るはずのものも長引いたりしてしまった…。
そんなことにはなって欲しくない!
そこで今日は、普段忙しいあなたにぜひ足を運んでほしい『のぞみクリニック』をご紹介。
のぞみクリニックの特徴とは?
新馬場駅から少し歩くと見えてくる「東街道品川宿」と書かれた街頭。その道をさらにまっすぐ進むと見えてくるのが、“街の保育園なのかな?”とも思える可愛らしい外観が特徴的な『のぞみクリニック』。病院嫌いなお子さんでも楽しんで通えそうな雰囲気です。
『のぞみクリニック』は2004年に開院し、地域の幅広い年代の方から親しまれ続けています。近くには幼稚園などの教育機関も多いということもあり、クリニックに訪れる6割は小さなお子さんなのだそう。
遅い時間まで仕事をしている人もたくさんいるのに、病院が18時で閉まってしまうのは‥。
ーーどうして夜間診療を始められたのですか?
「多くのクリニックは、18時に閉まってしまいますよね。しかし夜の10時でも真夜中でも、関係なく汗水流して働いている人はいるわけで。それを考えたときに病院が18時に閉まってしまうのはだめだと思ったんですよ。それが、夜間診療を始めたきっかけですね。」
『のぞみクリニック』で院長を務めるのは、筋野恵介院長。身近な家族が全員お医者さんということもあり、気がつけばその道を目指していたのだそう。埼玉医科大学を卒業後、同大学病院に勤務。大学病院では救命救急に携わっていたこともあり、緊急性を伴う疾患に対応することも可能です。ほかにも、外傷や感染症を専門に学んできたのだそう。
開院当時、夜間診療は行っていなかった『のぞみクリニック』は、現在の院長になり夜間診療も行うようになりました。
20時半頃まではお子さんの患者さんが多いそうですが、それ以降の時間になると、お店などで勤務する方や仕事終わりに保育園のお迎えに行ってから来る方が多いのだそう。夜間診療を利用する患者さんからは、「この時間でも診てもらえて良かった」と安堵のお声も聞くのだそうです。
堅いクリニックというより“楽しいテーマパーク”のようなイメージにしたい
ーー病院嫌いなお子さんにはどのように対応されているんですか?
「診察室で泣いてしまうお子さんもやはりいるんですが、そんなお子さんには小さなおもちゃなどを使って不安を軽減できるように工夫しています。大半のお子さんは待合室のおもちゃや絵本が気になるので、“診察なんかを早く終わらせて待合室に戻りたい!!”という雰囲気のお子さんが多いですね。そういうお子さんは、大人よりも診察時間が短いんですよ!」
今は新型コロナウィルスの影響があるので置いていませんが、普段なら待合室に絵本やおもちゃを用意しているのだそう。ここからも“少しでも子どもたちの緊張や不安を減らしたい”という温かい院長の想いが垣間見えました。
「何年も通っていて慣れているお子さんだと、こちらが診察室に呼ぶ前から前のめりになって入ってきてくれますね。」と話す恵介院長。なんだか昔懐かしい雰囲気。想像するだけでも“ほっこり”してしまうエピソードを語ってくれました。
ーー小さなお子さんが多いからこそ生まれる視点
『のぞみクリニック』の特徴のひとつなのは、待合室がなんと3つも設けられているということ!
1つは大人の待合室、残りの2つは子どもの待合室が設けられています。小さなお子さんが多いということもあり、風邪やインフルエンザが流行る時期は一箇所に密集することを避けたいですよね。そんな気配りから待合室を多く設けているのです。
治療室へ行くとなるとなんだか怖いイメージをしてしまうお子さんも多いのではないでしょうか。
でも、大丈夫。治療室の壁紙も可愛らしい動物柄であったり、そんな壁には絵が飾られていたりと子どもたちの怖いという不安な思いが少しでも軽減できるように工夫されています。
どんな患者さんであっても対応できなければいけないと思う
ーーどういう診療が得意ですか?
「大学卒業後は、母校で感染症・救命救急科に籍を置いていましたので、基本的なものであれば何に対しても対応できます。むしろ、どんな患者さんであっても対応できないといけないと思うんですよね。基本的なものであれば小さなクリニックで解決できるものが大半なんですよ。患者さんだっていきなり大学病院に送られるとなると不安を感じますよね。なので、私にできる最大限のことを行って、ここのクリニックで解決してあげたいと思うんです。」
品川駅から二駅ということもあり、品川駅周辺に宿泊している外国籍の方も足を運んでくださるそう。また近くにはミャンマー大使館があり、大使館からもいらっしゃることもあるのだとか。
往診も行っている恵介院長。近くの保育園や幼稚園でも行っています。取材を行った当日も、取材前に近くの保育園へ往診へ行っていたのだそう。
また恵介院長は、記憶に新しいあの「大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号」に派遣された経験も持っており、それに加え、認知症かかりつけ医としてもさまざまな患者さんを診てきたと言います。真の意味で幅広く、多くの方から求められ、そして信頼されているお医者さんだと感じました。
医院詳細
クリニックの前に到着した瞬間から優しい雰囲気を感じられる『のぞみクリニック』。病院嫌いのお子さんがイメージする“どこか入りづらい場所”を全く感じさせない外観には、さすがの一言でした。
取材の中で最も心が温まったエピソードとして、夏になるとカブトムシを採りにいき、そのカブトムシをクリニックに訪れる子どもたちに配ったこともあるという話を恵介院長はしてくれました。そのエピソードを受け、どこか現代人の私たちが忘れてしまったような温かいつながりが、『のぞみクリニック』にはあると感じました。
クリニックのお話もさることながら趣味のお話も興味深く、幅広いジャンルを語ってくださった恵介院長。中でも印象に残っているのは、「戦術医の資格」に関するお話。普段の生活では耳にすることのないような世界観の話を私たちに語ってくれました。
軽い気持ちで「また行きたいな」そう思わせてくれる『のぞみクリニック』へぜひ、あなたも。